屋外で使用する製品は、雨天など天候に影響を受けることを前提に製品開発をしなければいけないケースが大半ですので、当サービスでも頻度が高いご質問です。
鉄材を扱うプロとして、特に錆びに強い鋼材となると、業界人なら口を揃えて「ZAM(ザム)」と答えるのではないでしょうか。
一般的に錆び(サビ)に強い素材と言えば、水回りで見かけるステンレスが思い浮かぶところですが、特性の違いから近年躍進をとげているのがZAMという鉄材です。

錆


他のめっき鋼板に比べて約4倍の耐食性!

ZAMは、亜鉛・アルミニウムが6%、マグネシウムが3%のめっき層を持つ溶融めっき鋼板のことで、亜鉛の「Z」、アルミニウムの「A」、マグネシウムの「M」、
それぞれの頭文字をとって「ZAM」と命名されています。
マグネシウムとアルミニウムの効果により強い保護被膜を形成するため、とにかく錆びに強いのが特徴です。「高耐食性鋼板」のトップクラスで、他のめっき鋼板に比べて約4倍の耐食性を誇ります。また、めっき層が硬く、耐疵付き性にも優れています。それだけでなく、非常に加工性に優れているのため、屋外仕様の製品だけでなく多種多様な商品に取り入れやすく、業界内では大変人気の高い鋼材です。

ZAMを使用することで雨も怖くない!

普段生活をしている中で、ZAMの存在を知る機会は少ないと思いますが、実は非常に身近な商品、自動車や照明、建材などに採用され、日々の暮らしを錆びから守っています。
ただし、お客様の開発されようとしている製品の求める鋼材の条件で最優先したいのが『錆びないこと』だけではないと思います。
どう加工するのか?どういった環境で開発した製品は使用されるのか?製品開発において、様々な条件を全て考慮すれば、ZAM以外の鋼材が適している場合もございますので、鋼材のプロである我々にご要望をまずは全てお聞かせください!ご相談は何度でも無料ですので、お気軽にお問い合わせ・ご質問、お待ちしております!